top of page


鈴木広行



鈴木広行は、版画、ドローイング、レリーフ、彫刻的な造形、素材実験を横断しながら制作を続ける日本のアーティストです。版画を複製の手段としてではなく、インク、紙、版、身振り、そして形が直接出会う場として捉えています。
その作品は数十年にわたり日本国内外で発表され、公的コレクションにも収蔵されています。
日本の版画家·アーティスト
パリのアトリエ17にて、S. W. ヘイターのもとで版画を学ぶ
フランス国立図書館を含む公的コレクションに作品が収蔵
Art San Galleryにて、2026年10月3日–11月29日に展覧会を開催

制作について
鈴木広行の制作は版画に根ざしていますが、従来の「刷られたイメージ」の枠を越えて展開しています。モノタイプ、レリーフ、彫刻的な作品、素材を生かした作品において、刷るという行為は、圧力、接触、転写、形をめぐる思考の方法となっています。
鈴木は、イメージと物体を切り離すのではなく、その両者を近づけます。表面は接触の記録となり、インク、紙、版、素材は、圧力と動きのなかで互いに呼応します。作品は、単なるイメージづくりではなく、物理的なプロセスのなかから立ち上がります。
モノタイプ作品では、シャルボネの油性版画インクをアルシュ紙に用いて制作しています。一点一点が固有の作品であり、インクをのせ、拭き取り、プレスし、転写することで、身振り、素材、イメージが不可分な一体となった表面が生まれます。
初期の銅版画や金属レリーフにおける実験は、表面と素材の変容に対する鈴木の長年の関心を示しています。近年のモノタイプ作品、たとえば being shaped シリーズにおいても、インク、版、紙が出会う瞬間に生じる緊張と生成の感覚が探求されています。

being shaped シリーズ:鈴木広行のモノタイプ作品




